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自然のいとなみ

初めてのタテ谷

今日6/6は三重県鈴鹿山脈北部、御池岳への登山道「タテ谷」を歩いてきました。

コグルミ谷を歩く時はいつもタテ谷分岐の道標を見ています。今まで歩いていなかったのは登山ガイドブックに「バリエーションルートのため、ある程度の経験とルートファインディングの能力も必要」と書いてありました。自己流で歩いている私が行くような道ではないと思っていました。しかし、かなりの人が歩いているようなので行ってきました。

山へ行くときは家を5時前に出ます。登山口にはいつも7時前に到着します。今日は6.45に駐車場に着きました。まだ一台も駐車していません。登山口を7.00に出発です。標高は500mと腕時計を設定しました。
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このコグルミ谷へ来たときはいつも撮しているタテ谷分岐の道標です。ここは標高約615m。am7.20にタテ谷への道に入りました。


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まだ道標が見えるような場所です。初めての道なので写真を多く撮っています。


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上と同じ場所です。クルミの木なのでしょうか。沢山あります。


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上と同じ場所です。いつものリスがもう現れました。帰り道のコグルミ谷上部「長命水」あたりでは数匹が同時に見られました。


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この道は今コグルミ谷とタテ谷の間にある尾根を登っています。ジグザグ道を急速に高度を上げています。花が咲いている場所は陽当たりも良いようでウスバシロチョウが数頭飛び回っていました。止まらないので撮影は出来ませんでした。今向かっている鈴北岳の草原周辺でも多くを見ることが出来ました。


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バイケイソウはまだ蕾の状態のものが殆どです。

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こんなに大きくする必要はないのですが・・・。尾根を横切ったところの標高です。タテ谷分岐から尾根を100m近く登りました。まだam7.40です。


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尾根を横切る場所です。今までは尾根のコグルミ谷側(左側)を登っていましたがこれからは西側(右側)のタテ谷側を進みます。ぽっこり高いところが尾根の最も高いところです。これからはタテ谷に沿って今までより緩やかな勾配で登り、タテ谷の谷底に合流します。


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タテ谷の底に合流した所です。このあたりの谷はコグルミ谷に比べると狭く、浅い谷です。登山道が谷底に出た場所はある程度広々として休憩するには良さそうな雰囲気です。ここは標高約855m。am8.05です。


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登山道が谷底に出会う場所でタテ谷は少し向きが変わります。ほぼ西に向かいます。道は谷の底を進みますが草地にも道があります。


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これはアサギマダラの食草でしょうか。蔓に傷を付けると白い汁が大量に出てきます。昨年もこの時期に数株見つけましたが今年は御池岳山頂周辺には沢山生えているのを見つけました。卵や幼虫は見つかりませんでした。


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写真は載せませんが谷底の溝の中で鹿の白骨とまだ皮の付いた死体を見ました。その為に道を草地にとったのですが稜線間近になると草地には道はないようです。踏み跡もマークも見つからなくなりました。標高で20mも登れば稜線上に出られそうなので草の中を登ってしまいました。


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本来の道は鈴北岳のごく近くに出ます。私が無理に歩いて出た場所から20m程度の所でした。右上に小さく道標が見えます。正面奥の草地が鈴北岳山頂です。


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ここへ出てこなければだめでした。今度は下りに一度利用しようと思います。中央の道を先に進むと鞍掛峠の登山口で、鈴北岳は背中側です。


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道標から30秒で鈴北岳1182m山頂に到着です。まだam9.08です。前回(昨年)ここへ来たときは雨雲が流れ、いつ雨が降り出すのか心配していました。今日は雨は降らないようです。

この後は御池岳山頂へ行き、カタクリ峠からいつものコグルミ谷を下山しました。


初めての道を歩くのは久しぶりです。谷が狭いことと木の葉が十分開いているので見通しが悪くなっています。芽吹きの前であれば別の景色だと思います。


私は「稜線」と「尾根」は完全に区別して使用しています。Googleで検索すると「同意語」としているものが多いのですが本当に同じ意味として使用しても良いのでしょうか。

CASIO EX-FH25 26~520mm F2.8(W)―4.5(T)
by attilia | 2010-06-06 19:49 |